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部活や競技に打ち込んでいると、「矯正装置が邪魔にならないか」「接触でケガをしないか」と不安になりがちです。ここでは、矯正中の運動可否、歯並びが競技に与える影響、治療法の選び方、注意点を解説します。
結論として、一般的な運動やスポーツは矯正中でも基本的に続けられます。ただし、接触が多い競技では口腔内を傷つけたり装置が破損したりする恐れがあるため、マウスガードの使用や担当医への相談が重要になります。
相手との接触がない運動は危険度が低い傾向にあります。装置調整直後は痛みが出やすいこともあるので、強度を落として様子を見るとよいでしょう。
ボールの接触や転倒が起こり得る競技は、危険度が中程度です。ワイヤー矯正では唇や頬の内側に傷ができやすいため、ワックスで保護したり、必要に応じてマウスガードを検討したりするとよいでしょう。マウスピース矯正でも破損があるとケガにつながるため、違和感があれば早めに確認してください。
強い接触や打撃が想定される競技は危険度が高めです。衝撃でブラケットが外れたり、装置が唇・歯ぐきを切ったりする可能性があるため、矯正装置に対応したマウスガードなどの対策が前提になります。練習開始前に矯正歯科で適したタイプを相談し、痛みや出血があれば無理をせず受診しましょう。
歯並びや噛み合わせが乱れていると、強く噛みしめにくい、特定の歯に負担が偏る、口の中を噛みやすいといった問題が起こり得ます。口が閉じにくい状態では口呼吸が習慣化しやすく、運動時の息苦しさにつながる可能性も指摘されています。
また、噛み合わせのズレが姿勢や体のバランスに影響し、フォームが安定しにくいと感じる人もいます。影響の出方は個人差が大きいため、違和感がある場合は専門家に相談するのが確実です。
ブラケットとワイヤーで歯を動かす方法で、幅広い症例に対応しやすいのが特徴です。競技中の衝撃で装置が外れる可能性があるほか、表側矯正では口腔内の粘膜を傷つけるリスクが上がります。見た目や外傷リスクが心配な場合は、舌側矯正なども含めて検討するとよいでしょう。
透明なマウスピースを段階的に交換して歯を動かす方法で、装置の凹凸が少なく、接触時のケガのリスクを抑えやすい傾向があります。競技中にマウスガードが必要な場合は、マウスピースを外して対応できる点も利点です。その反面、装着時間を守らないと計画通りに進みにくいので、練習や試合の予定に合わせた運用が求められます。
噛み合わせが整うと、食べ物を噛み砕きやすくなり、食事の負担が軽くなることがあります。トレーニング期の食事管理でも、食べにくさが減れば計画を続けやすくなるでしょう。
噛みしめやすさや呼吸のしやすさなど、コンディション面でのプラスが期待されることがあります。矯正は記録を保証するものではなく、あくまで土台作りの一つと捉えると現実的です。
転倒や接触の衝撃でブラケットやワイヤーが外れることがあります。無理に触ると粘膜を傷つけやすいので、可能なら競技を中断し、早めに医院へ連絡してください。
一般にマウスピース矯正は1日20時間以上の装着が目安とされ、外している時間が長いと歯の移動が遅れる可能性があります。外す場面がある人は、外す時間を記録して装着時間を確保しましょう。
スポーツ飲料は糖分や酸を含むことが多く、飲む回数が増えると虫歯や酸蝕(歯が酸で溶ける状態)のリスクが高まりやすいと考えられます。飲んだ後は水で口をゆすいでおくと負担を減らしやすく、可能であればすぐに歯磨きを行なうとよいでしょう。
スポーツ選手でも矯正治療は可能で、非接触競技は比較的リスクが低く、接触が増えるほどマウスガードなどの対策が重要になります。歯並びは噛みしめや呼吸、ケガのしやすさに関わることがあり、治療法はワイヤー矯正とマウスピース矯正から競技に合わせて選ぶのがポイントです。安全に続けるためにも、競技内容を担当医に共有し、自分に合った運用を組み立てましょう。
■選定条件(2021年1月時点の調査情報)
目立たない矯正治療「マウスピース矯正・裏側装置・舌側装置(インコグニト/WIN)」に対応、日本矯正歯科学会の臨床指導医・認定医が治療、土日でも通える、初回の相談は無料、これらを満たす歯科クリニックをピックアップしています。
価格表記について:田中矯正歯科:インビザライン58万円〜(63万8,000円/税込)、裏側矯正 63万円~(69万3,000円/税込)、永山歯科・矯正歯科:インビザライン:62万~(68万2,000円/税込)、裏側矯正:90万円~(99万/税込)、ソフィア矯正歯科:インビザライン80万円~(88万円/税込)、裏側矯正100万円~(110万/税込)
■歯科矯正の費用
ワイヤー矯正で60~150万円程度(表側矯正、裏側矯正でも費用は異なります。)、マウスピース矯正で30~100万円程度になります。矯正治療は自由診療のクリニックがほとんどなので、料金に関してはクリニックにお問合せください。
■歯科矯正の治療期間
永久歯に生え変わった後の矯正治療であれば、1~3年程度。口内の状態によって治療期間や費用は変わりますので、担当医師に確認することをおすすめします。
■副作用・リスクについて
矯正期間中は、虫歯や歯周病、装置の接触の影響で口内炎にかかりやすくなることがあります。また、金属を使用した装置の場合、金属アレルギーの恐れもあります。
マウスピース矯正
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